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(一社)大阪医療機器協会 千種康一会長2023年新年年頭所感
<千種康一会長 2023年新年年頭所感>
新年明けましておめでとうございます。
昨年5月より一般社団法人大阪医療機器協会の会長に就きました。新春を迎えては会長として初めてのご挨拶をさせていただきます。
さて、コロナはこの3年世界中で猛威を振るいました。まずはコロナによりお亡くなりになった方々に心より哀悼の意を表し、また、患者治療、感染予防に携わった多くの医療機関、医療従事者、医療関係者に感謝を申し上げます。コロナ禍は人々を病気として苦しめるだけでなく、世界経済、日本経済にも大きなダメージを与えました。加えてロシアのウクライナ侵攻により国際的な協調は破壊されました。コロナと戦争が人々を分断してしまいました。
昨年の大阪医療機器協会の行事も総会はハイブリッド開催で懇親会無し、ビアパーティは中止、2年ぶりのマッチング商談会は人数制限しての3部制開催でした。ようやく秋頃から理事会を協会事務局で行う通常に戻し、久々のゴルフコンペも開催しました。友好三団体新年互例会、ボウリング大会、リアル講演会も開催します。コロナも変異株による感染者数は増えているものの重症化リスクも低く、終息に向かっているのは確かでしょう。更に年末のワールドカップの日本代表チームの活躍や各国の熱狂がそのようなコロナ暗雲を吹き飛ばしてくれ、世界は大いに前向きに変わってきたように感じます。リアルな対面や会食も国内外の旅行も戻って来ました。今年からは協会活動を通常に戻し、他団体、行政、官庁、学術機関と業界、業種、地域、世代を超えて連携し、次世代と新たなスタートアップを「つなぐ」協会を目指し再起動したいと思います。
昨年8月に協会ホームページをリニューアルしました。従来のメールによる情報連絡を止めて、ホームページにジャンル分けし、協会員向け、関西医機連会員向け、一般向けとページを分けることで利便性をアップし、スピードのある情報発信が可能となりました。コロナによって分断された世の中ですが、それに対応するために政府から行政、企業、個人までデジタル化、DX化が加速しました。コロナワクチン接種予約、マイナンバーカード登録にしても、買い物や食事の支払いもスマホ画面での操作が増えて、いつの間にかインボイス制度も始まります。昭和世代にはついていけないところも有りますが、否応なしに進んでいるように思います。何でもアプリやオンラインの世の中になったようです。非常に便利になったものも有り、逆にリアルから置換わるには不十分なものも有ります。これからもデジタルを見極める目も持ちたいと思います。
医療分野では遺伝子治療、再生医療やデジタル医療、ロボット手術、AI診断と新しい医療機器が生まれています。また、気候変動、脱炭素社会、多様性者会、SDGsの実現と企業に求められる役割が年々増しています。2025年には大阪・関西万博も開催が予定され、日本経済の復活の起爆剤として期待されています。協会としても原点を見失うことなく、持続性可能な未来に向かって、「健康」「医療」「福祉」の市場に対して様々な課題解決と価値創造に挑戦して行きます。今後も環境変化に対応しながら上昇して行くだけだと決意して、新年のご挨拶とさせていただきます。
さあ、新しい1年をスタートしましょう。